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オフショア開発とは?オフショア開発の品質と最新のオフショア技術はどうなの?

2021/04/20

近年、多くの企業が導入し始めているのが「オフショア開発」です。コストやリソースの面においてメリットが大きいのが特徴ですが、実際の「オフショア開発」で構築されたソフトウェアやシステムの質に関しては、企業によって意見が分かれてしまうかもしれません。

そこで今回は、「オフショア開発」の品質について詳しく解説します。

これから「オフショア開発」の導入を考えている方は、ぜひこの記事を読んで“品質”について学んでおきましょう。

 

system development quality

 

オフショア開発とは?

「オフショア開発」とは、ソフトウェアやシステムの開発業務を海外の企業や受託会社にアウトソースする手法のことです。日本国内の受託会社にアウトソースするよりも海外企業の方が人件費や投資費用が安くなりコスト削減へつながります。またリソース面でも充分な結果を得られるため、多くの企業が導入を始めているのです。

 

オフショア開発のメリット

① コスト削減

オフショア開発の最大魅力はコスト削減と言えるでしょう。

アプリ・システムなどの開発を依頼する時、【開発難易度】、【希望の機能数】といった要素により、人件費がふ膨らみやすくて、開発期間が長くなければなるほど開発費用が高くなります。

しかし、オフショア開発先の国によって、差はありますが、エンジニアのスキルは日本と変わらないレベルなのに、日本国内と比べて30%以上のコストが削減できます。その理由は日本と比べて生活費・人件費が50%〜60%からです。

また、コスト削減でも、品質が低いというわけではない。オフショア会社で勤めている開発者の給料は給与水準で見ればそれなりに高級ということが多いので、国内トップ大学から優秀な人材が集まりやすいです。

 

②  人材のリソースを迅速で柔軟的に調整可能

オフショア開発会社には多数な業界で活躍している企業のシステムを対応することが多いです。それで、色々なシステムの開発に関するノウハウが蓄積できるし、エンジニアも豊富なので迅速でお客様のニーズに応じてエンジニアチームを作りやすいです。

つまり、仕様変更などによる人員の増減が必要となう時、案件ごとに必要な人を揃えるように柔軟に対応可能というメリットもありますので、中長期案件にも依頼できるでしょう。

 

オフショア開発導入で起こりやすい3つの問題

一方で、アウトソース先が主にアジア圏(中国、ベトナム、フィリピンなど)となるため、「言葉」「文化」「距離」といった3つの面でビジネス障害が生まれることも少なくありません。

特に、「文化」や意識の違いによって問題は起きやすく、具体的には「日本人の常識は通用しない」、「暗黙の了解は通用しない」、「日本良いも製品システムテストが不十分」などが挙げられます。もちろん、すべての海外企業に当てはまるわけではありませんが、オフショア開発を導入する際は、これらのリスクがあることを覚えておきましょう。

 

発注前の準備すること

オフショア開発を導入するにあたり、発注前の準備は必要不可欠。なぜなら準備をどれくらい入念で行なったかによって、委託側にもたらされる金銭的、労力的なコスト問題に対する対応の早さが変わるためです。発注前に準備いておいた方が良いことは、以下の3つが挙げられます。

 

  • 具体的な仕様書、指示書の作成
  • 品質に関するリスクを限りなく抑えた状態の受入テスト実施を行う
  • 事前に開発元と合同レビューを行う

 

日本国内の企業にアウトソースする際は、互いに「常識」を確認せずに暗黙の了解で業務が成立してしまうことがあります。しかし海外相手ではそうはいかず、仕様書や指示書を具体的な内容にしないと理想の品質に近づけません。なぜなら彼らはそれらに書かれたことしかやらないためです。

もしオフショア開発を導入する場合は、仕様書や指示書が具体的かどうかをチェックするようにしましょう。

また実際に発注する前に、リスクを抑えた状態で受け入れテストとレビューを行なっておくのもおすすめです。メリットとして「業務内容、修正点の擦り合わせができる」「現状の作業効率・クオリティを把握でき、改善点を提示できる」といった点が挙げられます。リスクを軽減し、多大な損害を出さないためにも大切です。

 

ベトナムの技術(性格の理解)

日本が主にオフショア開発の委託先にして国の1つが、ベトナムです。

最大の理由は「性格が日本人と近いため」と考えられています。また、ベトナム人は真面目で勤勉、向上心が高い、仲間意識が強いと言われていることから、企業への貢献度が高く「オフショア開発」の長期的な継続が可能と期待されているのです。

ただ一方で、ベトナム人は上下関係を重んじる傾向が強く、「問題を見つけても意見できない」「改善を要求できない」といった問題も起きてしまいます。またベトナムでは「電化製品が頻繁に故障」、「対価に対するサービスが疎か」といった生活、文化などが日常茶飯事であるため、製品やシステム開発における品質の意識は低いかもしれません。

ただ上述したように彼らは真面目で勤勉な性格が多いため、「なぜ高い品質を維持する必要があるのか?」「顧客を喜ばせるメソッド」などを具体的に教えることで改善しようと努力してくれます。国内でよく起こりやすい「察する」「常識」「わかっているだろう」さえ彼らに押し付けなければ、とても心強いビジネスパートナーになるでしょう。

 

意識の共有

上述したように、「オフショア開発」を導入する際は国内と違った面で気をつけることが数多く存在するため、「察する」「クライアントの要望を読む」「日本では常識」といった意識を持たない方が良いでしょう。まずは、委託先と密なコミュニケーションを取り、互いの意識や考えを共有し擦り合わせることから始めてみて下さい。それが「オフショア開発」成功の第一歩です。

 

【まとめ】オフショア開発の品質は、事前準備で決まる!

「オフショア開発」は国内でアウトソースするよりも、コミュニケーションや事前準備の点で入念な準備が必要です。海外の企業相手ならではの違いや特徴を理解し、しっかり準備をすることで大きな損害を防げます。

まずは委託予定先の企業と密に連絡を取り、事前準備に力を入れましょう!

VNEXTでは、日々スタッフが情熱・たゆまぬ努力を注ぎクライアントの理想に応える開発を進めております。 豊富な案件実績から標準的なソースコードをすでに保有しており、それを土台としてクライアントニーズに合わせていきます。 小規模案件から大型案件まで可能な幅広い開発領域で、クライアントの満足度も高く継続的な案件が多いのも特徴です。 その結果が実を結びベトナムソフトウェアITサービス協会により売上・技術力・社会貢献度や案件数などから優秀な会社を表彰する『ベトナムIT企業トップ50』を2年連続受賞。 また、『インダストリー4.0企業(IT分野)トップ10』も受賞するなど技術力の高いベトナムでも高い評価を受けております。

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