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オフショア開発とは?意味やメリット、成功させるためのポイントを徹底解説!

2023/04/21

近年、日本企業で導入が進んでいる開発方法のひとつが「オフショア開発」です。

オフショア開発という言葉が身近になったと感じている方も多いのではないでしょうか?

 

本記事では、オフショア開発の基礎知識からオフショア開発が注目されている理由やメリット・デメリット、

オフショア開発を成功に導くポイントを詳しく説明していきます。

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 目次 

● オフショア開発とは

 ▶︎ 開発業務を海外へ委託すること

 ▶︎ オフショア開発が注目されている理由

 ▶︎ 委託先となっている主な国は?

 ▶︎ ベトナムが人気の理由

● オフショア開発のメリット

 ▶︎ 1. コストを削減できる

 ▶︎ 2. 優秀なIT人材を確保できる

 ▶︎ 3. 開発期間を短縮できる

● オフショア開発のデメリット

● オフショア開発を成功に導くポイント

 ▶︎ 1. 発注前の準備を念密に行う

 ▶︎ 2. 自社のプロジェクトに合った会社を選ぶ

 ▶︎ 3. 開発先とのコミュニケーションを密にとる

● まとめ

● オフショア開発ならVNEXTへ

 

|オフショア開発とは 

オフショア開発がどういうものなのか、注目されている理由と委託先となる主な国について説明していきます。

 

開発業務を海外へ委託すること

オフショア開発(offshore development)とは、システム・アプリ開発の業務などを海外の開発会社や海外子会社に委託することです。

 

オフショア(offshore)の意味は、岸(shore)から離れた(off)を合わせた言葉で、「海外で(開発をする)」ということを

意図してIT業界では用いられています。

 

電化製品や衣類などを材料費や人件費の安い海外で製品を作り、日本で販売する方法をイメージするとわかりやすいです。

オフショア開発もそれに近い形の委託方法です。

 

オフショア開発が注目されている理由

オフショア開発は、日本企業が開発業務で抱えている課題を解決できるという期待から、近年注目が集まっています。

 

日本企業が抱える課題として、主に以下の2つが挙げられます。

 

1. 開発コストが高い

システム・アプリなどの開発を依頼する時、開発難易度希望の機能数といった要素により、

人件費が膨らみ、開発期間が長くなければなるほどコストが高くなります。

 

このように、開発費用はエンジニアの人件費に拠るところが非常に大きいです。

日本人エンジニアの人件費は、年々高騰しているため、内製や日本企業に委託をすると自然とコストが高くなってしまいます。

 

2. IT人材が不足している

国内の労働人口減少に伴い、IT人材の確保が大きな課題となっています。

 

特に、国内の優秀なエンジニアは、その希少性から単価も上がり、依頼も集中するため複数のプロジェクトを兼務していることから、

人材確保自体が難しくなっているのが現状です。

 

これらの課題を解決できると期待されているのが「オフショア開発」なのです。

後述で説明する「オフショア開発のメリット」を読むと、その理由がわかります。

 

委託先となっている主な国は?

オフショア開発の委託先として選べる国は多岐にわたります。

以下は、委託先として主に選ばれる国とその月単価相場、委託先の特徴を表したものです。

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日本の主な委託先としては、ITに強い人材が多く、人件費が日本よりも安い中国やインドが人気でした。

しかし、現在は人件費の高騰から、中国やインドよりも人件費の安い東南アジアの国に委託をすることが多くなってきています。

 

特に、近年オフショア開発の委託先として選ばれているのが「ベトナム」です。

2022年の時点で、オフショア開発の委託先として約48%がベトナムを占めている状況です。

 

ベトナムが人気の理由

ベトナムは、まじめで勤勉な国民性から働き方も日本と共通する点が多く、仕事に対する意識のすり合わせもしやすいです。

 

その技術力はIT大国であるインドにも劣らず、安心して開発業務を任せることができます。

 

親日派の国民が多い、英語や日本語を修得している人が多いことから、日本人との相性が良くコミュニケーションもとりやすく、

日本との時差も2時間のため現地との連絡もスムーズに行えます。

 

また、多くの案件を受け入れてきた結果、以前は対応できる企業が少なかった基幹システムやAI/ブロックチェーン(NFT含む)などの先端テック、

パッケージ開発といった高度な案件に対応可能な企業が増えてきたことも人気の理由のひとつです。

 

|オフショア開発のメリット 

オフショア開発のメリットは大きく3つあります。

 

1. コストを削減できる

オフショア開発の最大のメリットは、コスト削減といえるでしょう。

 

前述で説明したように、開発費用はエンジニアの人件費に拠るところが非常に大きいです。

日本人エンジニアの月単価相場は、約60〜100万円といわれています。技術力が高いほと単価はさらに上がります。

 

しかし、オフショア開発先の国によって、エンジニアのスキルは日本と変わらない、もしくはそれ以上でありながら、

日本国内と比べて30%以上のコストが削減できます。その理由は、日本と比べて生活費・人件費が50%〜60%だからです。

 

また、コストを削減したからといって、品質が低いというわけではありません。

オフショア会社で勤めている開発者の給料は、給与水準で見ればそれなりに高いことが多いので、国内トップ大学から優秀な人材が集まります。

そのため、その国トップレベルのエンジニアが多く在籍し、高い技術力を発揮しています。

 

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2. 優秀なIT人材を確保できる

コスト削減と同じくらい大きなメリットとして、優秀なIT人材の確保があります。

 

オフショア開発会社では、幅広い業界・分野の企業システムを対応することが多いです。

様々なシステムの開発に関するノウハウを蓄積できるため、より技術力や知見が向上したIT人材が豊富にあり、お客様のニーズに

応じたエンジニアチームを迅速に作りやすいです。

 

仕様変更などによる人員の増減が必要となる時、案件ごとに必要な人を揃えるよう柔軟に対応できるというメリットもあるので、

中長期案件でも依頼が可能です。

【関連記事】オフショア開発の契約:ラボ型 vs 請負型の種類や違いを解説

 

3. 開発期間を短縮できる

オフショア開発は、国内外のエンジニアたちが同時に開発作業を行っていきます。

常に作業を同時進行させることで、納品にかかる期間を短縮できるのです。

 

開発期間を短縮・効率化し、生産性をアップしたいと考えている企業にはおすすめです!

 

|オフショア開発のデメリット 

メリットの多いオフショア開発ですが、国内の開発と比較するとデメリットもあります。

特に、以下のようなデメリットが挙げられます。

 

・言葉の壁による意思疎通が難しい

・文化の違いによるトラブルが発生するケースもある

・為替やその国の情勢の変化を被るリスクがある

 

これらのデメリットから、オフショア開発のよくある失敗例などを以下の記事で紹介していますので、併せてご覧ください。

【関連記事】オフショア開発で失敗する要因と対策をわかりやすく解説!<オフショア開発チェックシート付>

 

|オフショア開発を成功に導くポイント 

オフショア開発は、開発先が主にアジア圏(中国、ベトナム、フィリピンなど)となるため、「言葉」「文化」「距離」といった

3つの面でビジネスの障害が生まれることも少なくありません。

 

特に、文化や意識の違いによる問題は起きやすく、

具体的には「日本人の常識は通用しない」、「暗黙の了解は通用しない」、「日本のテスト品質と比較すると低い場合がある」などが挙げられます。

もちろん、すべての海外企業に当てはまるわけではありませんが、オフショア開発を導入する際は、これらのリスクがあることを覚えておきましょう。

 

これらを踏まえて、オフショア開発を成功に導くためのポイントを3つご紹介します。

 

1. 発注前の準備を念密に行う

オフショア開発を導入するにあたり、発注前の準備は必要不可欠です。

準備をどれくらい入念に行なったかによって、委託側にもたらされる金銭的、労力的なコスト問題に対する対応の早さが変わります。

発注前に準備をしておくべきことは、以下の3つが挙げられます。

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日本国内の企業に委託する際は、互いに「常識」を確認せずに暗黙の了解で業務が成立してしまうことがあります。

 

しかし、海外相手ではそうはいかず、仕様書や指示書を具体的な内容にしないと理想の品質に近づけません。

なぜなら、彼らはそれらに書かれたことしかやらないためです。

 

オフショア開発を導入する場合は、仕様書や指示書が具体的かどうかをチェックするようにしましょう。

 

また、実際に発注する前に、リスクを抑えた状態で受け入れテストとレビューを行なっておくこともおすすめです。

メリットとして「業務内容、修正点の擦り合わせができる」「現状の作業効率・クオリティを把握でき、改善点を提示できる」

といった点が挙げられます。リスクを軽減し、多大な損害を出さないためにも大切です。

 

2. 自社のプロジェクトに合った会社を選ぶ

開発を依頼する場合は、あらかじめ開発先が "どのような分野が得意なのか" を把握しましょう。

 

たとえば、選んだ企業に実際に依頼をしたら相手側の不得意な分野で、想定していたレベルより低いものができてしまった等の不具合が

発生する恐れがあります。これも、オフショア開発で失敗してしまう要因として挙げられます。

 

実績開発が豊富な会社が安心なのは言うまでもありませんが、自社のプロジェクトに合った会社を選ぶことも開発を成功させるポイントです。

 

3. 開発先とのコミュニケーションを密にとる

オフショア開発の最大の難関は「コミュニケーション」です。

 

上述したように、オフショア開発を導入する際は、国内と違った面で気をつけることが数多く存在します。

 

言語は、日本語が通じるのであればスムーズなやりとりができますが、英語や現地語であれば「通訳」や「ブリッジSE(※)」を

チームに入れるなどの手段をとる必要があります。

 ※ブリッジSE:オフショア開発のように、一つのプロジェクトに参加するメンバーの言語や文化が異なる場合に、橋渡し役となってプロジェクトを円滑に進行させる役割を持つエンジニアのことです。

 

また、相手と意思疎通をするためには「文化と国民性」の理解も重要です。

仕事に対する価値観の違いから、進捗や納期の管理が日本よりもゆるい国もあります。

オフショア開発のよくある失敗例は、国内の感覚で管理していると、思わぬところで計画が崩れて納期が大幅に遅れることです。

進捗と納期の管理は、国内での開発の時よりもこまめに、慎重に行うためにも密なコミュニケーションはとても大切です。

 

|まとめ 

オフショア開発は、開発業務を海外に委託をし、メリットを最大限に活かすことができれば「コストを抑えつつ高品質な開発」が実現できます。

 

そのために、コミュニケーションや事前準備の点で入念な準備が必要です。

海外の企業相手ならではの違いや特徴を理解し、しっかり準備をすることで大きな損害を防げます。

 

また、オフショア開発は、お互いがパートナーとなりプロジェクトを進行していくため、自社に合ったオフショア開発会社を選びましょう。

 

オフショア開発の導入を検討する際に役立つ、オフショア開発チェックシートをご活用ください!

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|オフショア開発会社をお探しならVNEXTへ 

ベトナムのオフショア開発を検討中であれば、自身を持って弊社VNEXTをおすすめします!

 

豊富な案件実績から標準的なソースコードをすでに保有しており、それを土台としてクライアントニーズに合わせていきます。

小規模案件から大型案件まで可能な幅広い開発領域で、クライアントの満足度も高く継続的な案件が多いのも特徴です。

 

これまで、日本企業のスタートアップから大手企業まで320社以上、603件以上の開発実績を積み上げてきました。

2018年から5年連続「ベトナムICT企業トップ10」にランクイン、「インダストリー4.0企業(IT分野)トップ10」も受賞するなど、

技術力の高いベトナムでも高い評価を受けております。

 

また、日本オフィスのベトナム人スタッフは全員が日本語で業務をしており、ブリッジSEは日本留学や日本企業で勤務経験のあるスタッフなので

日本語能力が高いことも強みです。

もちろん、日本人スタッフも在籍していますので、オフショア開発で難関となるコミュニケーションもスムーズに行えます!

 

オフショア開発を検討・興味がある方は、ぜひVNEXTへご相談ください!