VNEXTの会社紹介資料
2021/12/22
オフショア開発を委託する際に、まず気になるのがコストのこと。日本ではなく海外に委託するのなら、できる限りコストを押さえて、最大限のメリットを得たいところです。
今回は、オフショア開発にかかるコストや各国のエンジニアの単価相場、オフショア開発特有のコストなどを紹介します。
見積もりをもらう前の参考に、ぜひご覧ください。
人気国のエンジニアの単価相場
人件費の安さがメリットとして挙げられるオフショア開発。どれだけコストを抑えられるのか気になりますよね。
はじめに、オフショア開発で人気の高い中国、インド、フィリピン、ベトナムのエンジニアの人月単価をまとめました。各国の状況も併せてお伝えします。
・中国
世界一の人口を誇ることから、人材を確保しやすい国です。IT技術も世界トップクラスで、オフショア開発におけるもっとも需要が高い国の1つ。ただし、近年は人件費が高騰している傾向にあります。
エンジニアの単価相場:40~60万円
・インド
13億人を超える人口を有する国です。IT大国と呼ばれるほどIT技術に優れており、優秀なIT人材が日本の4倍以上だと言われています。品質重視の際に選ばれている国です。中国同様、需要が高いため人件費は高騰しつつあります。
エンジニアの単価相場:35~60万円
・フィリピン
比較的人件費が安く、コスト面のメリットが大きい国です。技術面は他の国に多少劣るため、コスト重視の企業に選ばれています。日本語を話せる人材が少ないことから、コミュニケーションをサポートするブリッジSEの単価がやや高めです。
エンジニアの単価相場:25~35万円
・ベトナム
親日国であり、日本語を習得している人材が多いことから、コミュニケーションをとりやすい国です。技術力がありながら人件費も安く、コストパフォーマンスに優れています。近年、大変人気が高まっている国です。
エンジニアの単価相場:30~45万円
日本のエンジニアの単価相場が60~100万円であることを考えると、エンジニアの雇用コストを半分程度に抑えられることが分かります。一方で、人件費が高騰しつつある中国やインドは、今後委託先によっては、日本のエンジニアを雇用する場合と変わらないコストが発生する可能性が考えられます。
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オフショア開発のみで発生するコスト
オフショア開発では、エンジニアのコストだけではなく、次のような人材を雇用するコストも発生します。
・ブリッジSE
オフショア開発において、日本企業と海外の開発会社の橋渡し役を担うシステムエンジニアです。発注者と開発会社で言語や文化が異なるオフショア開発では、ブリッジSEがコミュニケーションをサポートし、プロジェクトの管理・調整をすることで、スムーズな開発作業ができます。ブリッジSEの単価は、通常のシステムエンジニアより高額です。
ブリッジSEの単価相場:45~80万円
・コミュニケーター
技術面をサポートするブリッジSEとは異なり、コミュニケーターは通訳・翻訳のような仕事が中心です。進捗管理や業務日報、報告などを通訳・翻訳する能力が求められます。ブリッジSEほど技術に関する知識はありませんが、言語能力は上回っている場合が多いので、業務内容に合わせて配置できるのが理想です。
コミュニケーターの単価相場:30万円
・テスター
完成したシステムの品質をチェックして、機能が正しく作動するかを検証します。オフショア開発においてテスターは、問題点を早期に発見し、できる限り早く発注者へシステムを納品するための大事な役割を担っています。信頼性、安全性、性能の保証において、欠かせない人材です。
テスターの単価相場:20~35万円
オフショア開発ではエンジニアを雇用するコストに加えて、ブリッジSE、コミュニケーター、テスターを雇用するコストも発生します。
それでも、エンジニアの雇用にかかるコストの安さから、長期的に見るとオフショア開発のほうが大きなコストメリットがあります。このことからオフショア開発を委託する際は、ラボ型開発がおすすめされます。
開発コストではなく、コストパフォーマンスで選びましょう
コスト面のメリットが魅力のオフショア開発ですが、システムの品質が伴わなければ意味がありません。
オフショア開発をする時は、委託先の国によって技術力が異なることを念頭に置いて、コストパフォーマンスの高い国を選ぶことが大切です。
コストパフォーマンスの高さで選ぶ時に、もっともおすすめの国がベトナムです。
人件費が高騰している中国やインドに劣らない技術力がありながら、エンジニアの単価が安く、オフショア開発のメリットを最大限受けられる国といえます。